引越料金の違い?なぜ? その3
前回の時間制引越しについてのお話の続きです。
確認の為、再度見積り例を記載しておきますね。
ある単身者様はA社とB社から下記のような見積りを提示されました。
★A社(25,200円)
引越専用軽トラック1台、ダンボール10枚サービス、洗濯機の脱着、ベットの解体、組立て、布団袋サービス
★B社(16,800円)
軽トラック2台、2時間作業
さて、前回は時間制の場合、引越に不慣れな担当作業員のスキル不足や交通渋滞が生じた場合の時間超過による追加料金についてお話をさせていただきました。
交通渋滞についてここでお話をしても仕方ないので、引越しのスキルについてもう少し解説してまいります。
まず、始めに御説明したいのは引越作業は単なる運送作業ではないということです。もし引越作業が単なる運送作業であれば「引越専門業者」の存在は無意味な存在になってしまい「運送業者」で十分ということになりますが、ご存知の通り巷では引越専門業者がいくつも存在します。
その理由は引越にはスキルと引越専用資材が必要だと言うことです。この2つの要因は引越を迅速かつ安全に行う為に不可欠です。
引越作業を時間制にしている運送業者で引越に不慣れな作業員が来たときは、迅速かつ安全な作業の実現は困難になり、重ね重ね申し上げますが時間超過になった場合、最終的には料金が高くなります。
スキルについてですが、例えば洗濯機の取り付け、取り外しは一体どれほどのお客様が自分で出来るでしょうか??特に給水部分の取り付けは見た目通りに付けても水漏れを起こしたりします、見た目あんな単純な部品ですが、しかるべき取り付け方があります。
ほとんどの引越専門業者は洗濯機の脱着は無料サービスになっていますが、引越に不慣れな作業員の中には洗濯機の取り付けさえも出来ない方がいます、そればかりか堂々と「電気屋を呼んで下さい」とお客様にいう業者さえも知っています。
電気屋さんが洗濯機の取り付けをすると、ものの10分で作業完了です、しかし10分で終わったからといって1,000円、2,000円では取り付けしてくれないでしょう、なぜなら出張費がかかるからです、それなりの料金を請求されるでしょう。
仮に時間制の業者で2時間で引越が完了したとしても、引越は安く出来たが電気屋さんに洗濯機の取り付け工賃を支払っていたのでは意味がないということになります。
家具や中型、大型家電の梱包作業もそうです。引越専門業者ではもはや常識になっている家具パットというものがありますが、それを使いタンスなどを梱包する場合、数十秒で梱包が完了しますが、なければ数分、あるいは十数分かけて毛布やキルティングで梱包することになるでしょう。当然時間が刻一刻と経過してゆき時間超過の原因となってしまいます。
実はまだまだあります、「えっ!本当ですか?」と疑ってしまう話ですが、毎年、繁忙期になると現れる業者です、これは悪徳業者といっても過言ではないでしょう!
その内容は、
お客様 「もしもし、今から冷蔵庫1本だけ運んでほしいんです」
弊社 「今からというのは難しいのですが、夕方以降ならお運びさせていただきます」
というようなやり取りの末、お客様宅に行ってみると他の荷物はすべて運び終わっているが、冷蔵庫(400L)だけがポツンと残されています。
そこは狭い階段を大きな冷蔵庫を降ろすようなシュチュエーションで、お客様に「残りの荷物はご自分で運ばれたんですか??」と尋ねると「いや、運送屋さんが・・・」と答え、「なんで冷蔵庫だけ残したんですか??」と尋ねると「わしらこんなん無理やから、プロに頼んでくれ」といわれ、しぶしぶ改めて業者を探したとのことでした。
当然、その分値引きをしてもらったのかと、その旨を尋ねると「時間制なので、料金をそのまま支払いました」といっていました。
もう毎年のことなので慣れましたが、初めはビックリしたものです。
とにかく毎年3月~4月は引越業者が忙しく、引越に精通していない業者までが引越の依頼を受けているのが現状です。
最後に付け加えておきますが、時間制を否定しているわけではございません、時間制の料金体系をとっている業者でも優良業者、引越専門業者は多く存在しますので誤解のないようにご理解お願いします。
ここでもっともお話したかったのは引越は時間制、定額制にかかわらず引越作業に精通している引越専門業者に依頼することを強くお勧め致します。